ペルシャ猫ってどんな猫?性格・寿命・病気・値段など飼い方を解説

猫種
女性
女性

ペルシャ猫って上品でとても愛らしいよねぇ。私も飼ってみたいけど値段とか高いイメージがあるし、どんな猫なのかも知らないから私でも飼えるか心配…。

こういった疑問にお答えします。

本記事では、ペルシャの性格・寿命・値段、実際に飼ったときの飼い方やお手入れの仕方を解説します。

ペルシャ猫といえば高級感のある猫として世界的に有名な猫種として知られています。

もふもふな毛に綺麗な容姿や立ち姿が特徴的な猫種で、性格も落ち着いて気品があり、甘えん坊な一面も持っていることが人気のある由縁です。

この記事を読むと、そんなペルシャ猫の特徴や性格、実際に飼ったときのお手入れの仕方や詳しい飼い方を知ることができます。

この記事はこんな人に役に立つ

  • ペルシャ猫ってどんな猫なの?
  • 飼いやすい性格をしてるか?
  • 実際値段はいくらぐらいするの?
  • 飼ってからどんなお世話をしたらいいかわからない
  • etc

これからペルシャを飼おうと思っている人や飼い始めたばかりの人に参考にしてもらえると思います。

それでは本文に参りましょう。

スポンサーリンク

ペルシャってどんな猫?特徴は?

ペルシャ歴史

ペルシャの歴史はとても古く、純血種の猫の中では最も古い品種の1つとされています。ただ、はっきりとした起源は現代もわかってはいません。

起源として知られているのが、16世紀ごろにトルコ経由でイタリアに入った長毛の猫がペルシャまたはターキッシュアンゴラであると考えられていることです。

しかし、近年の遺伝子研究によると、猫種としてのペルシャは西ヨーロッパで成立した可能性があることが指摘されています。

その後、18世紀ごろにヨーロッパ各地の上流家庭で飼育される人気のペットなり、イギリスで初めて行われたキャットシューで絶大な人気を誇り、19世紀にアメリカに輸出されることになりました。

また、20世紀以降はペルシャの品種改良が多く行われ、鼻を短くすることや毛色を増やすなど多くの品種改良が行われました。

その後、今知られるペルシャ猫として今もなお人気のある猫種として知られるようになりました。

ペルシャの特徴

猫の王様とまで言われているペルシャですが、その由縁たる特徴が様々あります。ペルシャの特徴を知れば今以上に飼いたくなるかもしれません。それではいきましょう!

大きくがっしりした体型

ペルシャの身体の大きさは、中〜大型に分類されており成猫の体重は、オスが3〜5.5kg、メスは3〜5kgだとされています。体は骨太でがっしりとした体をしており、体型はコビータイプです。

体格ががっしりしていて被毛が多く長いため、丸いシルエットや立ち姿が綺麗なことからとても愛でられている理由です。

「ピークフェイス」と呼ばれるくぼんだ鼻筋が特徴で、離れているクリクリとした丸くて大きい目と、幅広のドーム型の頭も特徴的です。

目の色は、「ゴールド」「サファイアブルー」「グリーン」と様々な色があります。

魅力的できれいな被毛と毛色

ペルシャ猫の被毛は長いため長毛種に部類します。触り心地がよく厚みのあるダブルコートが特徴的です。特に「首回り」「耳周辺」「しっぽ回り」などボリュームある飾り毛が猫の王様を彷彿とさせます。

ポイント猫
ポイント猫

ダブルコートの長毛種は普段からの抜け毛が多いから毎日のブラッシングが必要になってくるよ!

毛色はとても数が多く模様の数と合わせると30種類を超えることがわかっています。人気の色は「ブラック」「ホワイト」「レッド」「ブルー」「チョコレート」などが人気になっています。

ペルシャ猫の寿命

ペルシャ猫の平均寿命は約15~18年といわれています

一般的の猫の寿命が10~15年とされていることから他の猫に比べると長生きをする方でしょう。

ただ、ここまで生きるためには毎日のケアと健康管理を行ってあげる必要があるので寿命が長いからといって怠らないように注意しましょう。

ポイント猫
ポイント猫

ギネス記録だとアメリカで飼われていた子が38歳まで生きたとされているよ!

ペルシャ猫のかかりやすい病気

ペルシャ猫は「体が大きい」「毛が長い」「顔の形が特殊」といったことから他の猫に比べると病気にかかりやすい猫です。

【ペルシャ猫のかかりやすい病気】

  • 流涙症
  • 肥大型心筋症
  • 多発性嚢胞腎症
  • 過剰性皮膚炎

流涙症(りゅうるいしょう)

この病気はペルシャ猫の特徴的な顔のため発症しやすく、正常な涙の排出ができず涙があふれてしまうという病気です。気にせずそのまま放置しておくと皮膚がただれるといったことがあります。

【原因】

  • 涙の排泄量が多いため

【予防対策】

  • 目に刺激を与えない(強い光、煙など)
  • 目に汚れや涙が溜まったらすぐにふき取ってあげる

肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう)

心筋が肥大する疾患で左寝室の心筋が肥大化してしまう病気です。この症状が出ると、全身に送られる血液量が少なくなり心不全になり命の危険があります。

【原因】

  • 遺伝子変異
  • ※詳しくは分かっていません。

【予防】

  • 血統書の事前調査
  • 健康診断
  • 毎日の健康管理

多発性嚢胞腎症(たはつせいのうほうじんしょう)

これは先天性のもので親猫から高確率で遺伝してしまいます。症状は、腎臓の中に何らかの液体が溜まった袋ができ、それが大きくなるにつれ肝機能を低下させてしまうという病気です。

【原因】

  • 先天性(遺伝疾患)

【予防対策】

  • 血統書の事前調査
  • 定期健診
  • 健康管理

過剰性皮膚炎(かじょうせいひふえん)

これは長毛種に多い症状で、ハウスダストやダニなどにアレルギー反応を起こし皮膚炎になってしまうものです。ブラッシングや健康管理を怠ってしまうとかかりやすくなります。

【原因】

  • 劣悪な環境
  • お手入れ不足

【予防対策】

  • 家の中を綺麗にする
  • 毎日のブラッシング
  • 定期的なシャンプー

ペルシャ猫ってどんな性格なの?

ペルシャ猫は穏やかな性格なので飼いやすい品種として人気です。暴れたり、わがままを言わないので賃貸や一人暮らしの人にもおすすめです。それではどんな性格か詳しく解説していきます。

ペルシャ猫の性格

  • おとなしくて穏やかな性格
  • 従順で甘えん坊な性格
  • 毎おエースで温厚な性格

おとなしく穏やかな性格

ペルシャ猫はおとなしく穏やかな性格です。

普段から寝ていることやじっとしていることが多く暴れて走り回ったりといったことはしません。そのため、賃貸の人でも問題なく飼うことが出来るのが魅力です。

従順で甘えん坊な性格

ペルシャ猫は飼い主にとても従順で甘えん坊な性格でもあります。

もともと人懐っこい正確なので一度心を許すととても甘えてきます。家族思いな一面もあるのでこどもにも優しく接してくれます。

また、飼い主に従順な性格でもあるのでしつけもしやすく猫を初めて飼う人におすすめできます。頭がいいので簡単な芸なんかも覚えることが出来るので試してみてもいいかもしれません。

マイペースで温厚な性格

マイペースな性格なので普段からじっとした生活を送っています。

走り回ったり、飼い主に迷惑をかけたりといったことはほとんどしないので一人暮らしの人にもおすすめできます。

ただ、大きい体に見合わず運動量が少ないため肥満になりやすくなってしまいます。なので、定期的におもちゃなんかを使って運動をさせてあげる必要があります。

オスとメスで性格が少し違うってホント?

ペルシャ猫はオスとメスで性格が少し異なってきます。

【オスの性格】

オスは比較的「甘えん坊」「やんちゃ」といった性格の子が多いとされています。なので、猫と遊んだり甘えられたいという人にはオスがいいかもしれません。

【メスの性格】

メスは比較的「警戒心が強い」「気分屋さん」といった性格の子が多いとされています。なので、あまりかまってあげる時間がない人や一人暮らしの人におすすめします。

ペルシャ猫の値段ってどのくらいなの?

ペルシャ猫の値段・相場


ペルシャ猫のことが分かってきて実際に飼いたいと思ったら値段が気になりますよね。

ペルシャ猫の価格の相場

  • 約10万~40万円されています。(一般価格25万円前後)

しかし、容姿や毛色、血統といったことから値段が大きく変動してきます。

主な入手場所

ペルシャ猫の購入場所は、

  • ペットショップ
  • ブリーダー
  • 保護施設

などがあげられます。

容姿などがいい子を選びたいのであればブリーダーの下で購入することをお勧めます。しかし、価格が一般的よりは上がってしまうことがあるので注意!

特に決まっていな場合は、残りの2か所から選んでも問題ありません。

『ブリーダーのことを詳しく知りたい方は下記で紹介しています↓↓』

ペルシャ猫の飼い方のコツを解説!

ペルシャ猫を飼うにあたり気を付けなければいけない点をいくつか上げて詳しく解説していきたいと思います。

それでは行きましょう!

毎日の被毛のお手入れ

ペルシャ猫の被毛はダブルコートの長毛なので毎日のブラッシングが必要になってきます。(※ダブルコートとはアンダーコートとオーバーコートの2種類からなる被毛のこと)

なぜなら、普段から抜け毛が多いので放置しておくと家中が毛だらけになってしまいます。なので、忙しくてできなくても最低でも週に2~3回はやってあげるとよいでしょう。

また、換毛期の時期は毛の生え変わりがあるため普段以上に抜け毛をしてしまいます。なので、換毛期には毎日のブラッシングをしてあげましょう。

この時期にブラッシングを怠ってしまうと猫がグルーミング(自分でなめとってしまうこと)をしてしまい、最悪の場合胃腸トラブルの原因や下痢・嘔吐を引き起こしてしまうので十分に注意してください。

ポイント猫
ポイント猫

ブラッシングは毛の処理だけでなく、スキンシップや健康管理も一緒に出来るから一石三鳥!

『ブラッシングのやり方がわからない人は下記で紹介しています。』

肥満にならないように体重管理が大切

ペルシャ猫は体の大きさとのわりに運動量が少ないためちょっとしたことで肥満になりやすい猫です。

そのため、日ごろの食事や運動が大切になってきます。

運動

肥満防止になるものは「運動」です。

ペルシャ猫は普段からじっとしていることが多く自発的に活発に動いたりしません。なので、飼い主がおもちゃんなどで遊んであげることが大切です。毎日30分前後でいいので遊んであげることでよい運動になり肥満解消にもつながります。

また、遊んであげる時間があまりとれないという人はキャットタワーなど自分でも遊べるものを用意して上げるとよいでしょう。

食事

肥満防止になるのはもう一つ「食事」です。

日ごろから猫に上げている食事の回数や量を適切なものにしていないと肥満につながる可能性があります。ほかにも、ライフステージに合ったものでなかったりしても肥満のほかに栄養不足になってしまうので注意してください。

他にもカロリー抑えめのキャットフードに変えることで肥満になりがちの猫にも効果があるので気になっている方は変えてみてもいいかもしれません。

流涙症には気を付けよう!

ペルシャ猫などの飼うをつぶれた猫がよく発症してしまう「流涙症」には十分気をつけましょう。

上記でも紹介しましたが、涙が多くあふれることで炎症を起こしてしまう病気で最悪皮膚がただれるといったことが起こるので十分に注意しましょう。

普段から、猫の目を刺激するような強い光や煙(ハウスダスト)などを避けるようにすることが一番の予防ににあります。

また、涙が気になりだしたコットンや専用のものでふき取ってあげるようにしましょう。放置しておくと悪化してしまうのでそれだけは避けましょう。

汚れが目立ってきたらシャンプーもしてあげよう!

ペルシャ猫は1~2か月に一度のシャンプーが必要になってきます。

なぜなら、ブラッシングだけでは落としきれない毛や皮膚にこびり付いた汚れを取る必要があるからです。放っておくと毛が黄ばんできたりということもあります。

ポイント猫
ポイント猫

特に抜け毛が多い換毛期には必要!!

なので、最低でも換毛期の時期に合わせてシャンプーはしてあげることが必要になってきます。もし、時間がないという人はトリマーにお願いしてもいいかもしれません。

『シャンプーについて詳しいことは下記で紹介しています』

まとめ

今回はペルシャ猫について詳しく解説していきました。

【チェックリスト】

  • ペルシャ猫は穏やかで甘えん坊な性格
  • 一人暮らしや子供のいる家庭でも飼いやすい
  • 値段:10~40万円前後
  • 毎日のブラッシングが必要(最低でも週に2~3回)
  • 肥満には要注意
  • 1~2か月に一度のシャンプーをしよう
  • 流涙症にならないように予防しよう

ペルシャ猫は日ごろのお手入れや健康管理が他の猫に比べ必要になってきます。なので、毎日怠らないことが長寿の秘訣になってきます。

それでは今回はこの辺で。

猫種
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ponsukeをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました