犬のブラッシングのやり方は?正しい手順と頻度、ブラシの種類と選び方を解説

犬の飼い方
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犬を飼い始めたばかりで、ブラッシングのやり方がわからい。。どのくらいの頻度でやればいいのか、どういった手順でやればいいのか。ブラシの種類も多くて選べない。どうしたらいいの?

こういった疑問にお答えします。

本記事では、ブラッシングの頻度や正しい手順、ブラシの選び方などを解説していきます。

この記事を読んでいただければ、ブラッシングをどのくらいの頻度でやればいいかとブラッシングの詳しいやり方を学べることができます。

また、ブラシの種類が多くて自分の愛犬には何を使ってあげればいいのかわからない人にも、犬の被毛に合ったブラシの種類と選び方を解説していきます。

なので、犬を始めた飼い始めた方やこれから飼おうと思っている人に参考にしていただけたらと思います。

それでは本文に参りましょう🐶

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犬にブラッシングって必要なの?

ブラッシングの必要性

犬のブラッシングって必要なの?するとどんな効果があるの?こういった疑問を持っている人もいると思います。

結論から言うと、犬にとってブラッシングはとっても大事なことです

ブラッシングをすることによって以下の効果があります。

  • 毛並みを整える
  • 毛玉を作らないようにする
  • ノミ・ダニの予防対策
  • 健康状態の変化・発見
  • 血行促進
  • スキンシップ

ブラッシングをすることによってこういった効果が見込まれます。

毛並みを整える

毛並みを整えるというこは、見た目・外見を整えることにもなるので犬自身の見栄えをよくすることにもつながります。また、抜け毛を取り除くことによって、皮膚への風通りもよくなり皮膚病の予防におなります。

毛玉を作らない

長毛種などは非常に毛玉ができやすくなっています。そのため、毛玉にホコリや糸くずなど徐々に絡まって取れなくなってしまい皮膚病の原因にもなってしまうのでブラッシングは欠かせません。

ノミ・ダニの予防

抜け毛や毛玉を取り除くことによって、ノミ・ダニの予防にもつながってきます。皮膚への風通しを良くしておくことによって繁殖を防ぐことができます。

健康状態の変化・発見

ブラッシングをすると同時に犬の健康状態を確認することもできます。犬皮膚に異常はないかなどの日ごろの確認と、もし何かあったときの早期発見にもつながるのでブラッシングの時に一緒に健康状態も見てあげましょう。

血行促進

ブラッシングをすることで血行促進にもなります。整った身なりに健康な状態を保っている体のため常に結構もよくなります。

スキンシップ

犬を初めて飼う人にとってブラッシングは犬と仲良くなるためにとても大切なことです。犬にと手ブラッシングは心地よいものなのですぐに打ち解けることもできます。

ブラッシングを怠ると危険

ブラッシングの必要性は上記の通りですが、ブラッシングをしないとどういった危険があるのか。

上記でも話した通りですが、ブラッシングを怠ると犬にとって大きな病気、皮膚病を引き起こす原因になります。

ブラッシングをしないことによって、抜け毛や毛玉で被毛の密度が増していき皮膚への風通しが悪くなります。それに加え、毛玉についたほこりなどから菌、ノミ・ダニが繁殖してフケや皮膚病の原因になってしまいます。

そのため、犬が衰退していき最悪大きな病にかかって死に至る可能性も否めません。ブラッシングをしていればそういったことを防げたり、早期発見を見込めたかもしれません。

なので、犬のためにもブラッシングを欠かさずにできるだけ毎日してあげましょう。

ブラッシングの頻度は?

ブラッシングは、できれば毎日してあげることがベストです。

ただ、時間がない人も多いと思います。なので、長毛種なら最低でも週2~3回、短毛種なら週1回を心がけて行ってください。

ただ、換毛期にはできるだけ毎日のブラッシングをしてあげる必要があります。

頻繁にブラッシングをしてあげることによって、普段からの抜け毛の量を少なくしたり皮膚の衛生状態を保つことができるのでできるだけブラッシングはしてあげましょう。

ブラッシングに必要なものは?

ブラッシングの必要性が分かったところで、実際にブラッシングをするためにブラシの種類と自分の愛犬にはどのブラシがあるのか知っておく必要があります。

ブラシの種類

ブラシの種類は主に5種類があり、「コーム」「ピンブラシ」「獣毛ブラシ」「スリッカーブラシ」「ラバーブラシ」の5つになります。

コーム

引用元:erile

 コームは、細い歯が一直線にいくつも連なったくしです。被毛全体を細かく整えるのにとてもたけています。

ただ、除毛効果はあまり見込めないので、他のブラシで除毛した後に被毛全体を整える程度に使うといいでしょう。

ピンブラシ

引用元:erile

 ピンブラシは、面に細かい歯が並んだブラシです。歯の先端が溜ま状になっていて、犬の皮膚を傷つけにくいようになっています。

除毛効果は中等程度でブラッシングの後のブラシの手入れが少し大変です。

獣毛ブラシ

引用元:erile

獣毛ブラシは、馬や豚といった被毛から作られたブラシです。除毛効果はあまりありませんが、細かい毛がたくさんあるので犬の被毛についたほこりなどの汚れを取るのにお勧めです。

スリッカーブラシ

引用元:erile

スリッカーブラシは、平たい面にくの字に曲がった非常に細かい歯が並んだブラシです。除毛効果はとても高く、換毛期などの毛が多く抜けるときにもよくつかわれます。

ただ、歯の先端は丸くなく尖ったままなので乱暴にやってしまうと犬の皮膚を傷つけてしまうので注意してください。

ラバーブラシ

引用元:CAINZ

ラバーブラシは、ゴム製の歯が並んだブラシです。抜け毛や死毛をごっそりとることができます。また、マッサージ効果もあるので一石二鳥です。

ただ、強くこすりすぎると生えている毛まで根こそぎとってしまうので注意が必要です。

ブラシによって用途や使い方が大きく違ってくるので、ブラシを選ぶときは用途をしっかり把握してから買うようにしましょう。

被毛に合ったブラシを選ぼう

用途に合ったブラシを選ぼうといっても自分の愛犬に何が合うのかわからないと選びようがないですよねw

そこで、選ぶポイントは愛犬の被毛の種類によって変わってきます。

なので、自分の愛犬がどんな被毛をしているのか犬種は何なのか把握して、それに合うブラシを見つけましょう。

被毛の長さと質を合わせて5種類に分けられます。「ショートコート」「ロングコート」「ワイヤーコート」「スムースコート」「カーリーコート」の5つになります。

ショートコート

毛が短く、少し硬めな毛なのでが特徴です。また、毛の量が多いため抜け毛の量も比例してきます。

例)コーギー、日本犬、シベリアンハスキーなど

ロングコート

長い被毛の犬種を総称してロングコートといいます。毛質は直毛やカールと様々です。毛玉ができやすいためブラッシングは欠かせません。

例)ポメラニアン、マルチーズ、ゴールデンレトリバーなど

スムースコート

光沢感があり、とても滑らかな毛並みをしたコートです。毛が短く抜け毛も少ないことからお手入れはすごく簡単です。

例)ドーベルマン、ラブラドールレトリバー、フレンチブルドックなど

ワイヤーコート

名前の通り針金のような、硬い毛質なのが特徴です。お手入れはとても大変で保つためにストリッピングやぷラッキングといった剃ったり抜いたりということが必要です。

例)ミニチュアシュナウザー、テリア犬種など

カーリーコート

くるくると毛がカールした毛質の犬ことを言います。柔らかく癖のある毛質なので、お手入れを怠ると毛玉やゴミが絡まりやすくなったりするので注意。

例)トイプードル、コーリーコーテッドレトリバー、コモンドールなど

実際に選んでみよう

ブラシの選択を間違えると、犬にも大きな影響を及ぼしてしまうので慎重に選ぶ必要があります。

例えば、短い被毛のスムース、ショートコートに硬いブラシを使ってしまうと皮膚を傷つけてしまいます。また、長い被毛のロング、カーリーコートなどに柔らかいブラシを使ってもあまり意味がありません。

なので、しっかりと自分の愛犬に合ったブラシを選んであげる必要があります。

下記の表をもとに自分の愛犬がどのブラシを使えばいいのかを選んでみてください。そうすれば、ブラッシングがとても楽に効率よくできるようになります。

  ショートコート ロングヘア― スムースコート ワイヤーコート カーリーコート
コーム ×
ピンブラシ ×
獣毛ブラシ × × ×
スリッカーブラシ × ×
ラバーブラシ

ブラッシングのやり方・手順

手順

まず、ブラシを軽く握って手首のスナップを効かせてブラッシングすることを心がけて下さい。力を入れてしまうと皮膚に傷をつけてしまう恐れがあるので注意してください。

次に、ブラシの持ち方がわかったら実際に行います。最初に顔や頭周りを行います。ここで気を付けなければいけない点は、顔回りは被毛が少ないのと目の近くとで慎重に行う必要があります。ブラッシングをするときは、毛並みに沿って優しくしてあげましょう。

終わったら、首・背中(脇腹)・しっぽに流れるように行います。この時も上記と同様に、毛並みに沿って流れるようにブラッシングして上げましょう。ここら辺が一番抜け毛が多い部分になるので、丁寧にしっかりとしてあげると普段の抜け毛が少なくて済みます。

次に、胸とおなかをします。この時、小型犬なら前足を持ち上げてできますが、大型犬はそうはいかないのでできればおなかを向けて寝かせるようにすると楽にできます。ここで注意しなければいけない点は、胸からお腹にかけて乳首があるのでブラッシング中に引っ掛けて血を出してしまわないようにやさしく丁寧にやってあげましょう。

最後に、前足と後ろ足をやっておしまいです。足は一番汚れが溜まりやすい場所になっているので念入りにやってあげる必要があります。足はコームなどで細かいほこりやゴミを取りながらやってあげると効率よくできます。ただ、足の小さな小型犬は飼い主が手で優しくとってあげてください。

被毛別のポイント

短毛種

短毛種は、そこまで多くのブラッシングは必要はありません。

なので、週1回程度のペースで問題ないでしょう。ただ、皮膚に脂分が溜まると皮膚病の恐れがあるので十分に注意してください。

ブラッシングの際は、ラバーブラシを中心にブラッシングすると皮膚にダメージを与えることなく効率よくできるようになります。ほかのブラシだと、被毛が短い犬種には皮膚に傷をつけてしまう恐れがあるので獣毛ブラシやラバーブラシを使ってあげましょう。

まず、獣毛ブラシで表面の汚れやほこりをを落とした後に、ラバーブラシで死毛をとってあげるなどしてあげるときれいに仕上がります。

最後に濡れタオルで表面を拭きあげておしまいです。

長毛種

長毛種には定期的なブラッシングが必ず必要になってきます。

なので、できれば毎日のブラッシングをしてあげましょう。もし、忙しくてできない場合でも週に2~3回のブラッシングが必要です。また、換毛期などの毛が多く抜ける期間は毎日してあげましょう。

ブラッシングをする際は、スリッカーブラシやピンブラシ、コームを使ってあげましょう。被毛の量が多く長い長毛種には、ラバーブラシや獣毛ブラシでは取り切れないので上記のものを使ってあげましょう。

まず、ピンブラシやスリッカーブラシで全体の体毛をとかしていきます。ある程度死毛を取り終えたら最後にコームで全体の毛を整えておしまいです。

ブラッシングをする時のポイントとしては、首から背中へ流れるようにブラッシングして上げましょう。

ブラッシングの時の気を付けるポイント

触られたくない箇所に注意

犬は基本的に、背中や腰、特に足や耳などの便かな部分に触れられることを嫌がります。なので、最初は嫌がってしまうので後回しにしましょう。その後に、背中や腰などは撫でながらブラッシングをしてあげましょう。足や耳は、最後に丁寧にやってあげると効率よくできます。

力任せは絶対にダメ

犬の皮膚は人の皮膚に比べるとだいぶ弱いので力任せにブラッシングをしてはいけません。なので、ブラッシングをするときは優しく丁寧にしてあげましょう。特に、骨の出っ張りがある個所なんかは特に慎重にやってあげる必要があります。

毛玉は残さずに取り除く

長毛種や特にカーリーコートの犬種なんかは毛玉が非常にできやすくなっています。毛玉が付いたままだと、ホコリやゴミなど汚れが溜まってしまい皮膚病の原因になってしまいます。そのため、毛玉を見つけたらすぐに取り除く必要があります。ただ、力任せにひっぱたりして取ってはいけません。最初に手でほぐしてからブラシを入れてあげましょう。もし、手でほぐしきれない場合は、ハサミでその部分を切ってしまってもかまいません。

まとめ

今回は、ブラッシングのやり方やブラシの種類と選び方などを解説してきました。

ブラッシングは、犬にとってとても大切でメリットしかありません。逆にブラッシングを欠かしてしまうと病気や皮膚病の原因になってしまうので注意して上げてください。

ブラッシングの頻度は、できれば毎日やってあげることが望ましいですが、長毛種なら週に2~3回、短毛種なら週に1回は最低でもやってあげましょう。

ブラッシングをする時のブラシは、自分の愛犬の犬種と被毛の種類によって適切なブラシを選んであげることが重要です。なので、ブラシを飼う前に上記の表をもとに選んでみてください。

実際にブラッシングをする時は犬種や被毛の種類によってやり方を工夫してください。それ以外は、部位に分け丁寧にやってあげるといいですね。

毎日のブラッシングを怠らずすることによって犬自身の健康管理を飼い主がしっかりして上げてください。

それでは、今回はこの辺で。

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