最近犬を飼い始めたんだけど、無駄吠えがひどくてストレスになってきてる。。近所にも迷惑だし、家に人を呼べない。どうにかならないの?
こういった疑問にお答えします。
犬を飼い始めて最初に困るのはなんで吠えてるのかわからないことですよね。ただ、その吠えている理由はちゃんとあるんです。飼い主がその意図をしっかりくみ取ることで犬の無駄吠えを減らすことができるんです。
本記事では犬の無駄吠えのしつけ方と聞き分け方を解説していきます。
この記事を読んでわかること
- 無駄吠えの原因
- 聞き分け方
- 対策・しつけ方
犬を飼い始めて無駄吠えをどうにかしたいという人に参考にしてもらえます。
それでは本文に参りましょう。
無駄吠えの原因は?
原因
犬が吠えるのはもともと遺伝的な理由でいたって正常なことです。しかし、いたるところで吠えられてはかないませんよね。
犬の無駄吠えというのは、生まれ持っての気質、社会期(生後5か月ごろまでの期間)を服も成長期の生活環境、現状の飼育状況や環境が影響するといわれています。
また現状の飼育環境というのは、飼い主の犬との接し方や行動にも原因があるということになります。
生まれたての赤ちゃんが自分の欲求を訴えるように、犬も人の言葉をしゃべることができないので吠えることでその欲求を飼い主に訴えかけます。
その時の接し方によって犬が「吠えれば言うことを聞いてくれる」と学習し、無駄吠えにつながる傾向があるとされています。
しかし、もともとの犬種で吠えやすい犬種もいます。
- 牧羊犬(コリー、ジャーマンシェパードなど)
- テリア種(ミニチュアシュナウザー、ヨークシャテリアなど)
- ハウンド種(ビーグル、ダックスフンドなど)
もともと牧羊犬などの犬は吠えるように教育されてきたためその延長で一般的に飼われ始めた現代でも遺伝が色濃く残っているのです。
無駄吠えにそんな意味があったんだね?飼育環境によって無駄吠えするなら僕にも原因があるのかも。
無駄吠えをやめさせるには?
無駄吠えをやめさせる方法は吠えている理由を把握し、それに合った対策、しつけをするということです。
無駄吠えといても吠えるのにも理由があります。なので、その意味をしっかり知ることが重要です。
吠え方の種類は大きく4つに分けられます。
吠え方を見極めるポイントは、吠えるときの「大きさ」「速さ」「間隔」「高さ」の4つに分類できます。
これから説明する4つの鳴き声のポイントをしっかり理解してしつけをしてあげれば無駄吠えの改善につながるはずです。
それでは実際に4つのポイントを解説していきます。
警戒の吠え方
これは4るのポイントの「速さ」に該当します。
来客者や知らない人・ものが現れたときに連続して吠え続けるのが特徴です。これは犬が自分の縄張りや飼い主を守ろうと警戒している本能的な行動です。
しかし、この行動を落ち着かせるために抱き上げたり撫でたりする人がいますが、それはむしろ逆効果になります。
また、飼い主が吠えている犬に対して大きな声でしかってしまうと、飼い主も一緒になって来客者を吠えているのだと勘違いしてしまいます。
しつけ方
この吠え方の対策は「大きな音(嫌な音)を出して警告する」ということです。
犬が吠えたときにその音を出すと犬は驚き吠えるのをやめるので、犬に吠えると大きな音(嫌な音)がすると理解させることが重要です。
吠えるのをやめたらすかさず褒めてあげましょう。吠えるのをやめればほめてもらえるということを一緒に理解させてあげるとより効果的にできます。
要望の吠え方
これは4つのポイントの「間隔」に該当します。
犬は飼い主に要望(散歩、ご飯、遊び)があるときに「ワン!ワン!」と単発で吠えるのが特徴です。
犬がこの吠え方をするのは、過去に吠えたときに飼い主が犬が望むようにしてくれたため、「吠えれば言うことを聞いてくれる」と学習したためです。
しつけ方
この吠え方の対策は「犬が吠えても無視する」ということです。
犬に吠えても何もしてもらえないということを理解させる必要があります。そのためゴハンや散歩などは飼い主が決めた時間にしか上げないようにしましょう。
また、中途半端で犬の要望に対応してしまうと、犬は「吠え続ければしてもらえる」と思って無駄吠えがもっとひどくなってしまいます。
なので、飼い主はどんなことがあっても犬の要望の吠えを聞いてもたえる必要があります。
威嚇の吠え方
これは4つのポイントの「高さ」に該当します。
この吠え方をするのは、自分が飼い主より上の存在だと思っているときに低い声で吠えるのが特徴です。(高く鳴くのは自分が弱いとアピールするとき)
自分より下の存在である飼い主が自分の望まぬ行動をすると威嚇で吠えたりします。これは犬が自分は飼い主より上の存在だと思っているので1つ1つの行動が自分中心だと考えているからです。
また、犬が自分のことをリーダーだと思うようになると犬はリーダーとして常に気を張り続け、神経質になるためより吠えることが多くなります。
しつけ方
この吠え方の対策は「飼い主がリーダーだと認めさせる」ことです。
犬はもともと群れで生活をしていた生き物なので上下関係が重要視されていました。そのため、自分をリーダーだと理解させる必要があります。
そうすることで犬は自分より上の存在に威嚇をして吠えたりすることはなくなります。
そのためのしつけ方を下記で紹介しています↓↓
本能の吠え方
これは4つのポイントの「大きさ」に該当します。
この鳴き声は、遠吠えや夜鳴きといった気持ちを表現するときに鳴き声の大きさで表すのが特徴です。
吠えるときの大きさで感情表現していて、大きい声で鳴いているときはそれだけ相手にしてほしい時で、小さい時はそれほどといった感じです。
また、遠吠えは何かに反応して感情の赴くままに吠えるかストレス発散のために吠えています。ほかにも、かまってもらいたいという感情もあります。
しつけ方
この吠え方も「犬が吠えても無視する」ということを心がけましょう。
何か要望するために吠えているのであれば、それにこたえてしまうことによって吠えれば何でもしてもらえると思ってしまうので無視することを心がけましょう。
また、遠吠えなどは「吠えたら嫌な音を出す」などをしましょう。
吠えると嫌なことがあると思わせることによって無駄吠えの予防にもなります。ちゃんと吠えるのをやめてくれたらほめることを忘れずに行ってください。
他にも遊び足らない、お腹すいたということで夜鳴きすることがあります。その時は寝る前に遊んで疲れさせてあげる、おやつを上げるなどの対策をお勧めします。
まとめ
今回は無駄吠えの対策やしつけ方、聞き分け方を解説してきました。
犬の無駄吠えにもしっかりとした理由があります。なので、その無駄吠えをやめさせたいのであれば鳴き声に合った対策・しつけを叱りしてあげましょう。
そのためにも鳴き声の種類を覚えておく必要があります。最初は手探りで時間もかかると思いますが、根気強く付き合ってあげるのが大切です。
今回紹介した4つの鳴き声のポイントや特徴をしっかり把握してそれに合った対策をしてみて下さい。
それでは今回はこの辺で。
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