猫って種類で毛の長さが違うけどどう違うの?毛の長さでお手入れの仕方って違うの?
本記事では、短毛種と長毛種の違いとその特徴、お手入れのやり方を解説していきます。
猫の被毛によってその特徴や毎日のお手入れが違ってきます。それらのことをしっておくと自分の猫をどうお世話をすれば具体的にわかってきます。
また、お手入れに関して間違ったことをしていたり、お手入れを怠ってしまうと病気の危険にもつながるので注意しましょう。
実際に飼っている方やこれから飼おうと思っている方に参考にしてもらえると思います。
それでは本文に参りましょう🐈
1.猫の毛ってどうなってるの?
・被毛
猫の毛は粗い毛(上毛)と短い副毛(下毛)でからなってきます。
また、下毛は2種類からなり毛が少し太くなった粗い毛を「オーンヘア」と短く柔らかい毛の「ダウンヘア」からなります。
「ダウンヘア」は、体温を保温する効果があります。
上毛にも「ガードヘア」という呼び方があり、被毛の中で一番長く硬い毛なのが特徴です。保護毛とも呼ばれ皮膚を守るのに大事な毛になっています。
この三種類が猫の毛の特徴になります。
・シングルコートとダブルコート
毛の生え方によって「シングルコート」と「ダブルコート」という被毛のタイプに分類されます。
「シングルコート」とは、「オーバーコート」と短い毛が同じ長さで生えてるのが特徴で暑い国出身の猫に多いとされています。
シャムやシンガプーラ、デボンレックスなどが主に上げられます。
「ダブルコート」というのは、「オーバーコート」と「アンダーコート」で構成されています。
「オーバーコート」は、日光などの紫外線から身を守る役割が合います。
「アンダーコート」は、保温する役割があります。
マンクスやロシアンブルー、ブリティッシュショートヘアーなどが主に上げられます。
・換毛期
猫には「換毛期」という季節の変わり目に毛の生え変わりがあります。
時期としては、春ごろ3月と秋ごろ10月の年2回になっています。
人間の衣替えと一緒で、夏毛と冬毛に分けられます。
換毛期のお手入れは重要です。ブラッシングなどを怠ってしまうと自分で毛をなめとってしまい嘔吐や便秘の原因になってしまうので気を付けてください。
ブラッシングのやり方は下記に書いてあるので良ければこのまま読み進めてみてください。
2.短毛種の特徴
猫の多数は短毛種とされています。
短毛種の猫は長毛種に比べ活発な猫が多くみられます。走り回ったりおもちゃで遊んだりする子が特徴的ですよね。
短毛種に活発な猫が多いのは、暑い国出身猫が多いことが由来されているとされます。祖先などは、狩りなどを主にしていたためその遺伝子を強く受け継いでるのかもしれません。
性格だけでなく外見や手触り、毛質は異なってきます。
オリエンタルショートヘアみたいな毛が細かく繊細な猫がいたり、マンクスやロシアンブルーのようなダブルコートの猫もいます。
皮膚がむき出しに見える無毛の猫もいます。スフィンクスやドンスコイなどがあげられます。
しかし、まったく毛がないわけではありません。皮膚の表面にうっせらは得ていますよ。
3.長毛種の特徴
長毛種の代表的な猫といえば、ペルシャやメインクーンいます。
長毛種の性格は主に温厚で落ち着いた性格の猫が多い傾向があります。
これも長毛種は寒い国出身の猫が多いためとされています。寒い国では保温機能が重要なので必然的に被毛が多いのです。
また被毛の長さは猫の種類や季節によって異なります。
長毛種に換毛期があるため夏毛と冬毛で毛の質感と触り心地が変わります。一般的にモフモフさらさらな毛は冬毛になります。
長毛種で初めて猫を飼うので、おとなしい子がいいという人はペルシャなどがおすすめです。見た目も性格もいいので飼いやすいと思います。
しかし、長毛種とあってお手入れが大変なのでそこは覚悟しておかなければなりません。お手入れなどの知識をちゃんとつければ問題はありません。
4.ブラッシングってどうしたらいいの?
どんな毛の猫がいるかは分かったけど、ブラッシングってどうすればいいの?
・ブラッシングに必要なもの
ブラッシングに必要なものは第一にブラシですね。
ブラシといっても種類があり、主に「スリッカーブラシ」と「コーム」というものを使います。
スリッカーブラシ
「スリッカーブラシ」は、一般的にみられるブラシで短毛種、長毛種どちらにも便利で抜け毛がとりやすいのが特徴です。
コーム
「コーム」は、くし状のもので長毛種の毛のもつれをほぐしたり、仕上げに細かい部分をとかすのに向いています。
他に「ブラッシングスプレー」があると便利です。これは、ブラッシングの時の静電気を防ぎ、ブラッシングをしやすくするために使います。
最低限この3つあれば問題ありません。
・ブラッシングによる効果
- 抜け毛対策になる
- 健康に良い
- 病気の早期発見になる
- 毛づくろいで毛詰まりを抑えられる
- スキンシップ
などが主な効果になります。
短毛種のブラッシング方法
短毛種はそんな頻繁にしなくても大丈夫です。一週間に1回のペースがおすすめです。換毛期は2から3回が目安となります。
順番としては、のど→首回り→胸→顔回り→背中→おなか→足→しっぽの順場でやるのがおすすめです。
長毛種のブラッシング方法
長毛種は短毛種と違い毛玉が出やすいので、できるだけ毎日ブラッシングして上げましょう。
換毛期は毎日年入りやってあげましょう。猫自身の体調にかかわることになるので注意!
順番としては、頭→背中→おなか→しっぽ→あご→胸→前足→後ろ足→わき下→最後にスリッカーブラシで全体をとかしましょう。
毛玉ができているところはコームを入れて少しずつほぐしていき、固まっているところを皮膚を傷つけないようにハサミで根元を切りましょう。最後にコームで整えて終わりです。
最初に行ったと通り短毛種より年入りやってあげなければいけません。なので工程がいくつか多いですがめんどくさがらずこまめにやってあげましょう。
まとめ
短毛種と長毛種の違いとブラッシングのやり方を解説していきました。
毛の長さで性格や触り心地といった特徴がわかっていただけたら幸いです。
それに伴い、お手入れの重要性もわかっていただけたと思います。長毛種は特にお手入れが大変なので覚悟が必要です。
しかし、そのお手入れもやってみるととっても楽しいですよw
猫を飼うことになったこの記事を参考にしていただけたら幸いです。
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