猫を飼い始めたんだけど、猫の発情期っていつになったら来るの?去勢や・避妊のタイミングも知っておきたいなあ。
こういった疑問にお答えします。
猫には発情期というものがあり、その時期に入るととても神経質になり凶暴になってしまうことがあります。そんなときのために、いつ発情期があるのか知っておく必要があります。
本記事では、猫の発情期の時期・期間や去勢・避妊手術のタイミングなどを解説していきます。
また、上記のことをなくすために去勢・避妊の手術をする必要があります。そのタイミングと手術の詳しい内容やメリット・デメリットを紹介します。
初めて猫を飼う方やこれから手術を受けようと思っている人に参考にしていただけると思います。
それでは本文に参りましょう🐈
発情期って何月から?期間は?
まず、発情期というのは成猫のメスが繁殖シーズンに定期的に迎えるものです。この時交尾すると100%の確率で妊娠します。
オスには明確な発情期はなく、メスの放つフェロモンや鳴き声で発情します。近くにメス猫がいないからといって発情期がないわけではないので注意。
最初の発情期
最初の発情期は、約2.5kgになる生後6~7か月とされています。
しかし、長毛種は短毛種に比べ成長速度が遅いため生後約12~18か月でようやく初めての発情期を迎えれ場合があります。
また、生まれた時期や環境、個体によって大きく変わってきます。なのであくまで目安ということを知っておいてください。
いつになっても時期を迎えないから病気なのかと焦る必要はありません。
オス猫は、約生後3か月以降からとされています。そのころを過ぎるとほかのものに覆いかぶさるマウンティング行為や腰を振るなどの交尾に近い行動をするようになります。
発情期の時期
初めての発情期を終えてからは定期的に迎えるようになります。大抵は、年に2~3回の発情期があります。
最もピークとされる時期は、春の2~4月と夏の6~8月とされています。
メス猫の発情周期
メス猫には、「発情周期」というものがあり、「発情前期」「発情期」「発情後期」「発情休止期」のサイクルがあります。
発情前期
発情前期は約1日から5日ほど続き、特徴としては下記の通りです。
- 食欲がなくなる
- 普段より甘えてくる
- 体をこすりつける
- おしっこの量が普段より多くなる。
普段より活発に動く反面食欲がなくなったりという症状が見られます。また、この時期はオスを拒絶し交尾を受け入れようとしません。
発情期
発情期は、約1週間前後とされされています。特徴は前期に加え以下の通りです。
- 大きな声で鳴く
- トイレ以外で粗相をする
- 体を強くこすりつける
- 床に寝転がってくねくねする
- スプレー状のおしっこをまく
本格的な発情期が始まるとしっぽを片側に寄せ、オスを受け入れる状態に入るので交尾をさせたくない人は十分に注意してください。
こういったことが心配なら早めの段階で手術をしてもいいかもしれませんね!
発情後期
発情後期は、約1日でおわります。排卵をして卵胞が退化する時期です。発情期のころよりは落ち着きます。
発情休止期
次の発情期が来るまでの休止期間になります。交尾を行わなかった場合は、5~16日ほどでまた発情期が訪れます。妊娠をしたメス猫は次の発情期が来ることはありません。
オス猫の発情期
オス猫には、メス猫のような発情周期というものがなく発情期のメス猫のフェロモンや鳴き声によって引き起ります。
発情期中のオス猫の特徴は、
- 攻撃的になる
- 大きな声で鳴く
- 外に出たがる
- 落ち着きがなくなる
といったものになります。
オス猫は、メス猫を求め外に出たがって扉ががりがりしてしまうことがあるので外に出さないように注意しましょう。
去勢・避妊手術ってなにするの?
去勢手術
去勢手術は、睾丸を摘出する手術で、全身麻酔で手術時間が数十分程度かかることがあります。
メリット
去勢手術をすることによっておこるメリットは、
- 攻撃性がなくなり落ち着いた性格になる
- 性的欲求がなくなる
- 病気の予防になる
- スプレー行為をしなくなる
といったことがあります。
猫だけでなく飼い主にもメリットがあります。
発情期中は、大きな声で鳴いたり、粗相をしたりと負担やストレスになることが多かったと思いますが、手術することでそういったなくすストレスもなくなります。
デメリット
正直デメリットはそんなにありませんが上げるとしたら、
- 繁殖ができなくなる
- 手術時の全身麻酔による後遺症
- 体重が増えやすい
といったものになります。
去勢手術をしてしまうと繁殖ができなくなります。しかし、子猫が欲しいという人は手術をしないことをおすすめします。
手術時の全身麻酔では後遺症や体が弱い猫は最悪史に陥ってしまうことがあります。しかし、そういったことはめったにないので安心してください。どうしても心配な場合は、かかりつけの獣医さんに聞いてみるといいかもしれません。
体重が増えやすいのは、ホルモンバランスの変化によるもので、食欲が増進するだけでなく代謝が低下してしまうのです。なので、食事を挙げるときには注意してください。
避妊手術
避妊手術は、卵巣のみの摘出か、卵巣と子宮を摘出する2種類があります。
メリット
- 望まぬ出産の予防
- 感染症の予防
- 乳腺腫瘍の発生率の低下
などです。ほかには大体オスと同じ症状をが弱まったりなくなったりします。
デメリット
デメリットのほとんどがオス猫とと同じで、
- 繁殖ができなくなる
- 手術時の全身麻酔による後遺症
- 体重が増えやすい
- 母性本能の低下
- オスに興味がなくなる
などになります。避妊することによっておっとした性格になってしまうので、活発だったころに比べると物足りない感じはしちゃいますね。
手術のタイミングと費用?
じゃあいつ手術すればいいの?
手術のタイミングは何より重要になってきます。
去勢・避妊手術のタイミングが早すぎてしまうと、成長に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるります。
逆に遅すぎると、オスのスプレイ行為が残ってしまったり、十分なメリットが得られないなんてことがあります。
正しい手術の時期
正しい手術の時期といては、生後6か月以降とされており、発情前に行うのがベストです。
上記で発情期の始まる時期や回数などを説明してきました。それに合わせて手術の段取りを決めるのが1番いいと思われます。
タイミングが重要なので、かかりつけの獣医さんと相談することが大事です。
費用
去勢・避妊手術の費用は以下の通りです。
費用 | |
去勢手術 |
1万5000~2万円ほど |
避妊手術 |
2万~3万円ほど+入院費 |
このようになっています。値段は動物病院や施設によって異なります。
オスの場合、手術代だけで日帰り手術の場合もあります。施設によってプラスで入院費が必要になります。1日2日で退院できる場合が多いです。
メスの場合、手術費に加え入院費ももかかるので注意してください。入院の目安としては、開腹手術で3~7日となっています。
また、手術をするときにペット保険に入っておくと手術費や治療費など高額な請求がきても割引してくれるサービスや万が一の時は迅速な対応をしてくれるのでおすすめです。
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まとめ
今回は、発情期の時期・期間の特徴や去勢・避妊の手術について解説してきました。
それでは今後どのようにしていけばいいか確認してみましょう。
- 自分の猫が何歳でいつの発情期が来るか確認。
- 発情期に入ったときの対処。
- 去勢や避妊をするかどうか。
- 手術でかかる費用の計算。
発情期で困っている人は早めの段階から手を打つ必要があります。
手術はタイミングがとても重要になってきます。なので、避妊・去勢手術をしようと思っている人は上記をしっかり読んでみてください。
また、手術をする際にペット保険に入っておくと手術費用や治療費を減額してくれるサービスがある会社もあります。ほかにも、万が一という場合も迅速に対応してくれるのでおすすめです。
それでは今回はこの辺で。
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